精神障害者を支えるグループミーティングのメソッド―作業所・デイケアでスタッフのできること

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772409483
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C3047

内容説明

統合失調症のような重篤な精神障害も、作業所・デイケアのスタッフのかかわり、そして仲間の力によって再発のリスクが減り、自立や社会復帰が可能になります。本書は、そうした人の力を導き出す「グループミーティング」のノウハウと、自立を目標とする作業所・デイケアの運営の知恵がだれにでもわかりやすく書かれた一冊です。グループミーティングとは、スタッフが司会となり、メンバー(患者)たちとそのときにあったさまざまな対話を通して、メンバーの本来持っている能力を引き出し、メンバー同士の横のつながりを活性化し、自分のなかにこもっているメンバーに外へ出る勇気を与える援助技法。著者は、精神科デイケアや精神障害者を対象とした作業所を運営し、グループミーティングを実践してきた第一人者で、一人でも多くのメンバーが自立できるようなグループミーティングの方法を説き、作業所やデイケアのスタッフがいかにメンバーにかかわってゆくかを語ります。

目次

第1章 作業所・デイケアの置かれている現状
第2章 精神「病理」のとらえ方
第3章 作業所・デイケアスタッフのかかわり
第4章 作業所・デイケアでのミーティング
第5章 グループミーティングの実際
第6章 ミーティングの工夫
付録 Q&A

著者等紹介

中村正利[ナカムラマサトシ]
1947年鳥取県生まれ。法政大学卒業後、MSW(医療ソーシャルワーカー)やPSW(精神保健ソーシャルワーカー)として東京都中央児童相談所、都立墨東病院、都立府中病院などに勤務。その後、クボタクリニックデイケア部長、北里大学非常勤講師を経て、2003年社会福祉法人クラブハウス町田設立、グループホーム、授産施設などを運営。現在、精神障害者通所授産施設ラ・ドロン施設長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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みずたま

1
作業所などの精神障害の利用者に対するグループワーク(ディスカッション)という形の支援法について、かなり具体的に書かれた本。依存や問題のすり替えなど、「たしかにこういうことあるある」と感じました。 ただ、実際にこのようなディスカッションが作業所などで出来るかと言われれば、かなり難しい。やらなければならない作業に追われていて、毎日利用者も含めた会議を開催するというのは、たしかに病気の克服のために必要なことだとわかっていてもその時間をさいたり、そのことによる心身への影響を考えると難しい。でもとても参考になった。2018/07/03

オラフシンドローム

0
文章にするからキツくなるのかな?グループの雰囲気はもっと暖かいのだろうか?私は私のやり方で、グループの力を信じてみよう。2014/05/21

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