出版社内容情報
《内容》 摂食障害の治療は,大変困難なものであり,治療者を悩ますことで知られる。
現在,摂食障害に関する本は少なくないが,臨床的研究成果に目を配りながらも現場の勘を失わず,特定の学派に偏らないバランス感覚を持つものは数少ない。本書は,日常診療において治療者が摂食障害という病気を正しく理解するうえでの知識・情報を整理し,現場で役立つ事柄を優先的に紹介,解説している。ことに治療で行き詰まったケースや難治例の入院治療については最先端の知見をふまえつつ,治療のプロセスに沿って詳細に論じられており,実践的手引書として充実したものとなっている。
精神科医,心療内科医,臨床心理士,病院看護スタッフ,ソーシャルワーカー,家族をはじめ,「摂食障害者への援助」に関わるすべての人に多くの臨床的知見を提供する専門的な実用書である。
《目次》
□主な目次
第I部
第1章 摂食障害とは何だろうか
第2章 摂食障害にかかるのはどんな人か,どんな人が援助を求めてくるのか
第3章 摂食障害の原因はなにか
第4章 摂食障害では何がいけなくなるのか
第5章 摂食障害からの回復にはどんなことが関係するのか
第II部
第6章 摂食障害患者をどう見立てるか
第7章 神経性無食欲症患者にとっては何が助けになるか
第8章 神経性大食症患者にとっては何が助けになるか
第9章 稀な摂食障害の亜型
第10章 どこでうまくいかなくなったのだろうか
第11章 摂食障害患者のための支援体制を築くには
内容説明
本書は、日常診療において治療者が摂食障害という病気を正しく理解するうえでの知識・情報を整理し、現場で役立つ事柄を優先的に紹介、解説している。ことに治療で行き詰まったケースや難治例の入院治療については最先端の知見をふまえつつ、治療のプロセスに沿って詳細に論じられており、実践的手引書として充実したものとなっている。精神科医、心療内科医、臨床心理士、病院看護スタッフ、ソーシャルワーカー、家族をはじめ、「摂食障害者への援助」に関わるすべての人に多くの臨床的知見を提供する専門的な実用書である。
目次
第1章 摂食障害とは何だろうか
第2章 摂食障害にかかるのはどんな人か、どんな人が援助を求めてくるのか
第3章 摂食障害の原因はなにか
第4章 摂食障害では何がいけなくなるのか
第5章 摂食障害からの回復にはどんなことが関係するのか
第6章 摂食障害患者をどう見立てるか
第7章 神経性無食欲症患者にとっては何が助けになるか
第8章 神経性過食症患者にとっては何が助けになるか
第9章 稀な摂食障害の亜型
第10章 どこでうまくいかなくなったのだろうか
第11章 摂食障害患者の支援体制を築くには
著者等紹介
パーマー,ロバート・L.[パーマー,ロバートL.][Palmer,Robert L.]
1944年生、セントジョージ病院医科大学卒。ロンドン大学医学部(セントメアリー病院)講師を経て、1975年よりレスター大学医学部精神科上級講師。レスター州・ラトランド国民健康保険組合レスター総合病院ブランドン精神科病棟の名誉指導医ならびにレスター州摂食障害診療部門臨床部長。European Eating Disorders Reviewの編集主幹
佐藤裕史[サトウユウジ]
日本大学医学部卒、同大学院修了(薬理学専攻)。聖路加国際病院内科、英国Maudsley病院精神療法科、Cambridge大学医学部精神医学教室、埼玉県立精神保健総合センターなどを経て、現在、日本大学医学部精神神経科講師。専攻領域:臨床薬物動態学、精神療法、精神病理学、思春期・青年期精神医学
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