内容説明
本書は、子ども時代の虐待による心の傷を持つサバイバーへの心理的援助の技法として、精神力動的アプローチや認知療法的アプローチなどを幅広く取り入れた、いわば折衷的/包括的療法について、理論と事例の両面から分かりやすく解説したものである。
目次
子どもの虐待とは何か?―アダルトサバイバーへの長期的影響
アダルトサバイバーの症状と子ども時代の虐待の評価
治療構造
治療プロセス
精神力動的治療法
認知行動療法的治療法
虐待/トラウマの治療法
補完的療法
トラウマ治療における臨床上の諸問題
臨床家側の課題について
臨床事例
著者等紹介
クルーズ,F.G.[クルーズ,F.G.][Cruz,Francisco G.]
医学博士。マイアミ大学医学部臨床教授。現在マイアミにて個人開業する。元メニンガークリニックで一般精神医学と臨床精神分析の指導に当たった
エッセン,L.[エッセン,L.][Essen,Laura]
心理療法家。マイアミレイク・カウンセリングセンター所長。子ども時代の虐待のアダルトサバイバー、その他の虐待やトラウマの被害者の心理療法を専門にしている
倭文真智子[シトリマチコ]
1970年岩手大学教育学部教育専攻科(教育心理学)修了。家庭裁判所調査官を経て、東京都の心理技術職となる。1979年より、東京都の児童相談所に勤務し、現在は東京都足立児童相談所勤務。1988年臨床心理士
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感想・レビュー
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