内容説明
今学校で求められているのは、問題の探究と原因の除去を基本とする医療・治療モデルではなく、生徒が持っている能力への注目と解決の構築をめざす心理教育的援助モデルであり、その具体的な指針となるのが本書の主張する解決焦点化アプローチに基づいた、新しい学校カウンセリングである。本書で提案される「解決焦点化学校カウンセラー」や「解決焦点化学校」の考え方は、注目すべき力強い提案の一つであり、学校のあり方をも変えてゆく実践力を学校カウンセラーに与えてくれるものである。
目次
第1章 ブリーフで、解決焦点化による学校カウンセリングへのお誘い
第2章 ブリーフで、解決焦点化カウンセリング
第3章 問題から解決へ:その心構え
第4章 個々の生徒やグループへの利用
第5章 挑戦的な子どもやその親と取り組む
第6章 解決焦点化学校
著者等紹介
市川千秋[イチカワチアキ]
三重大学教育学部。学校心理士。臨床心理士
宇田光[ウダヒカル]
松阪大学政策学部。学校心理士
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