精神疾患の早期発見・早期治療

  • ポイントキャンペーン

精神疾患の早期発見・早期治療

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 430p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772406987
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  世界中で早期精神病の予防的戦略に対して関心が高まっている。わが国においても,精神保健福祉の領域において次に取り組むべき大きな課題は,精神分裂病をはじめとする精神疾患の早期発見と早期治療であろう。
 精神疾患の前兆や初回エピソードを早期に発見し適切な介入を提供することができれば,慢性の経過を予防し社会的予後を良好なものにすることができることを,本書は広範囲の医学的エヴィデンスを網羅して明らかにしている。
 また早期発見のためのアセスメント,発症後の未治療期間を短縮しケアへとつなげる方法,「臨界期」と呼ばれる最初の数年間に行われるべき低用量の新しい抗精神病薬療法,認知科学に基盤を置いたさまざまな心理社会的介入技法とその実際的プログラムなどを,著者らの実践に基づいた豊富な臨床例を用いて具体的に示している。
 本書の中で示されるさまざまなアプローチは,精神医学がその歴史上最もエキサイティングな局面に向かっていることを示唆するものである。    

《目次》
目次
第1部 序論
1 時宜を得た1針は9針を省く:早期精神病における予防戦略の展望
第2部 精神障害の発症と発見
2 臨床と研究からみた精神障害の発症
3 早期精神病におけるケアへの経路:臨床的および当事者的視点
4 早期精神病におけるケアへのアクセスを促進するために
5 初回エピソード分裂病の生物学的変異に関する研究:包括的レビュー
第3部 早期精神病のアセスメントと臨床マネジメント
6 初回エピソード精神病の初期アセスメント
7 初回エピソード精神病患者の初期治療
8 初回エピソード精神病に対する家庭中心型治療
9 精神病に対する早期介入:臨界期について
10 精神病からの回復:心理学的介入
11 精神病の初回エピソードにおける予防的ケース・マネジメント
12 自殺と早期精神病
13 早期精神病と物質乱用
14 早期精神病の家族介入
15 早期精神病の回復期におけるデイ・プログラムの役割
第4部 結論
16 焦点を絞る:早期介入を現実に行うこと

内容説明

本書は、精神疾患の予防的アプローチに関する第一人者であるマクゴーリ教授とジャクソン教授のグループが、これまでの知見と実践を集大成したものである。“予防”を謳った著作としては日本語で紹介されているもっとも詳細で大部のものであり、先駆的な一書といえよう。

目次

第1部 序論(時宜を得た1針は9針を省く―早期精神病における予防戦略の展望)
第2部 精神障害の発症と発見(臨床と研究からみた精神障害の発症;早期精神病におけるケアへの経路―臨床的および当事者的視点 ほか)
第3部 早期精神病のアセスメントと臨床マネジメント(初回エピソード精神病の初期アセスメント;初回エピソード精神病患者の初期治療 ほか)
第4部 結論(焦点を絞る―早期介入を現実に行うこと)

著者等紹介

マクゴーリ,パトリック・D.[マクゴーリ,パトリックD.][McGorry,Patrick D.]
メルボルン大学精神科教授。EPPICセンター長

ジャクソン,ヘンリー・J.[ジャクソン,ヘンリーJ.][Jackson,Henry J.]
メルボルン大学心理学科教授。EPPIC上級研究員

鹿島晴雄[カシマハルオ]
慶応義塾大学医学部精神神経科教授

水野雅文[ミズノマサフミ]
慶応義塾大学医学部精神神経科助手

村上雅昭[ムラカミマサアキ]
明治学院大学社会学部社会福祉学科教授

藤井康男[フジイヤスオ]
山梨県立北病院副院長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品