内容説明
メラニー・クラインやウィニコットとともに、英国精神分析の潮流となっているウィルフレッド・R・ビオン。本書は、ビオンがブラジリアとサンパウロで行った、南米のアナリストたちが提示する症例へのスーパーヴァイジングの模様をまとめたものである。本書ほど、精神分析を感じさせてくれる、精神分析臨床の只中にいる気にさせてくれるものはないだろう。ビオンを知る、精神分析を知る、恰好の一書である。
目次
ブラジリア1975
パネルディスカッションへの寄稿 ブラジリア、新たな経験
サンパウロ1978
著者等紹介
祖父江典人[ソブエノリヒト]
1957年愛知県生まれ。臨床心理士。東京都立大学人文学部心理学専攻卒業、名古屋大学医学部精神医学教室へ心理研修生として入局。国立療養所東尾張病院をへて、現在は厚生連更生病院(安城)精神神経科勤務。日本福祉大学非常勤講師。訳書に「ビオンとの対話」がなどがある
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