内容説明
サイコドラマの創始者モレノの人となりは、その奇抜なエピソードとともに数多く語り継がれているにもかかわらず、彼自身の著作はその膨大さと難解さ故に未だ公にされるに至っていなかった。本書は、モレノの著作集のエッセンスを中心に、その人と思想の基本をまとまった形で体系づけ、読者に提供することをめざして編まれた貴重な一書である。
目次
第1部 総論(モレノの哲学体系;サイコドラマとソシオドラマ ほか)
第2部 応用篇(自発性とカタルシス;ロールの概念、すなわち精神医学と社会学にかける橋 ほか)
第3部 プロトコル(サイコドラマを制作するための技法;産業分野におけるソシオドラマとソシオメトリーを用いた実験 ほか)
第4部 自伝からの抜粋(緑のマントの男)