出版社内容情報
《内容》 平成9年12月の「言語聴覚士」の国家資格化は失語症および言語聴覚障害の臨床に携わるものにとって画期的な出来事であった。また失語症の患者は年々増加しており,治療体制の確立とともに,現場の人々のための指針となるべき実践書が切実に求められている。本書は,基礎編・臨床編・リハビリテーション編の3部からなり,あらゆる領域の第一線の臨床家・研究者が最新の知見と経験をあますところなく詳述している。現状でのわが国失語症学の集大成と言える内容であり,失語症の臨床と研究に携わる人々にとってまさにタイムリーな刊行である。
目次
第1部 基礎編(総論:失語学への序章―神経心理学の概念;言語の基礎;脳と言語;失語の神経心理学史)
第2部 臨床編(失語の概念と症状学;失語の類型学;背景症状の見方;精神心理学的症状;失語と神経疾患;失語と画像診断;特殊な失語;失語に関連する言語障害;書字・読字の障害:失読と失書)
第3部 リハビリテーション編(失語症のリハビリテーション;失語症の評価;失語症の経過と予後;言語治療の理論;言語治療の実際;社会生活)
索引

              

