出版社内容情報
《目次》
□主な目次
第I部 トラウマとは何か――トラウマ概念の理論的整理
第1章 トラウマ概念に関する歴史的概観
第2章 現在のPTSD概念
第3章 トラウマとは何か
第II部 子どもの虐待とトラウマ
第4章 虐待の四つの形態
第5章 虐待による心理的影響:トラウマの視点から
第III部 トラウマへの心理療法的接近
第6章 トラウマの心理療法の一般的原則
第7章 トラウマを受けた子どもの心理療法
内容説明
阪神・淡路大震災などを契機にして、わが国においても「トラウマ」という言葉が広く知れ渡るところとなった。しかしその概念を曖昧にしたまま適用が拡大されていった結果、心の傷はすべてトラウマであるといった発想がもたれる結果ともなった。本書では「トラウマとは何か」という本質的な問いかけにさまざまな角度から接近し、再現性を核としたトラウマのメカニズムの解明を試みる。
目次
第1部 トラウマとは何か―トラウマ概念の理論的整理(トラウマ概念に関する歴史的概観;現在のPTSD概念について;トラウマとは何か)
第2部 子どもの虐待とトラウマ(虐待の四つの形態;虐待による心理的影響:トラウマの視点から)
第3部 トラウマへの心理療法的接近(トラウマの心理療法の一般的原則;トラウマを受けた子どもの心理療法)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまゆ
7
子ども支援や、虐待の回復などに関心がある方に超おすすめ本です!トラウマと虐待って、あんまり関係ないかな~と思っていたので、普通ならこの本を手に取らなかったと思うのですが、同著者の「子ども虐待」を読み、ん?これは、トラウマと虐待って密接な関係があるぞ。と思い、同著者の「子どもトラウマ」を読み、もっと詳細で具体的なこの本を読んで、理解が深まった。いろいろ虐待系の本を読んだが、虐待のメカニズムをここまで解説している本は、私は初めて出会った。虐待のなぜ?がよくわかり、回復過程についても書かれています。AC系にも!2015/01/04
陽香
1
200101202012/03/19