出版社内容情報
《内容》 都道府県自治体による精神科救急医療は,昭和53年に発足した東京都の夜間・休日精神科救急医療体制を初めとするが,平成7年,厚生省による「精神科救急医療システム整備事業」の開始とともに,現在,全国的な整備が進められてきている。本書では実践的な四つの重要問題を取り上げた。危機介入的な治療技法から地域におけるネットワーク,スタッフ教育,法的経済的的諸問題までを多角的に論じている。これから精神科救急医療システムを構築,あるいは事業的見直しを考えている精神保健・医療関係者のための確かな指針となるであろう。
内容説明
本書は、都立松沢病院、東京精神病院協会、東京精神神経科診療所協会の三者共催により平成8年7月13日に開かれた第四回精神科救急医療研究会(会長風祭元都立松沢病院長)における演題発表をもとに、改めて論文集としてまとめたものである。精神科救急医療に関するいくつかの実践的テーマを取り上げたが、いずれも実際上の重要な問題である。
目次
序論 精神科救急医療システムの構築と実際的諸問題
第1部 精神科救急の治療技法
第2部 救急ネットワーク
第3部 精神科救急に関する教育
第4部 精神科救急の法的経済的問題