出版社内容情報
《内容》 摂食障害の急増や発症の低年齢化,各年齢でめだってきた強迫性やうつ病障害,新たな注意欠陥性障害の登場や中学生にもみられるようになった精神分裂病の発病など,いわゆる疾病構造の変化の波が児童精神医学の世界にも押し寄せ,いま新たな確かな治療の指針が求められている。
そうした中で,子どもにかかわる者も,進歩の著しい生物学的精神医学の動向や,ICDならびにDSMに代表される診断の流れに無関心ではいられなくなり,その見立てのための確かな手引きが必要とされている。
本書は,長年児童・思春期の臨床に携わってきた著者が,これから児童精神医学を学ぼうとする者に,わかりやすい精神医学の基礎を提供する教科書として編まれた。
子どもをめぐる疾患を網羅しコンパクトにまとめた本書は,これから児童精神医学を学ぶ者ばかりでなく,医療スタッフとしての心理・福祉・保育関係者にとっても役立つものとなっている。
《目次》
□主な目次
■総論
第1章 医学としての児童精神医学/第2章 児童精神科疾患の診断と治療/第3章 発達
■各論
第1章 精神遅滞/第2章 てんかん/第3章 自閉症(広汎性発達障害)/第4章 学習障害(特異的発達障害)/第5章 注意欠陥多動性障害/第6章 精神分裂病と関連障害/第7章 気分障害/第8章 強迫性障害/第9章 パニック障害と恐怖症性不安障害/第10章 解離性障害および身体表現障害/第11章 適応障害とストレス障害/第12章 摂食障害/第13章 睡眠とその障害/第14章 境界性人格障害/第16章 不登校/第17章 チック,抜毛,異食,遺尿,遺糞/第18章 行為障害,薬物依存,非行/第19章 児童虐待と児童の自殺
内容説明
本書は、長年児童・思春期の臨床に携わってきた著者が、これから児童精神医学を学ぼうとする者に、わかりやすい精神医学の基礎を提供する教科書として編まれた。子どもをめぐる疾患を網羅しコンパクトにまとめた本書は、これから児童精神医学を学ぶ者ばかりでなく、医療スタッフとしての心理・福祉・保育関係者にとっても役立つものとなっている。
目次
総論(医学としての児童精神医学;児童精神科疾患の診断と治療;発達)
各論(精神遅滞;てんかん;自閉症―広汎性発達障害;学習障害―特異的発達障害;注意欠陥多動性障害 ほか)