内容説明
精神分裂病の治療・看護には、一人ひとりの分裂病者をいかに理解し、いかにかかわりをもって働きかけてゆくかという個別的な視点が不可欠である。分裂病を類型化し治療技法をマニュアル化することで生じる、本質的理解の欠落への恐れから、本書ではできるだけ多くの症例を呈示し、それに沿いながら叙述的に記載することが心掛けられている。また、日々の実践に具体的に役立つよう、リスクマネージメントの際意識化しておく必要のある項目が加えられ、治療・看護にあたる際のキーポイントが、各項目の最後にコンパクトにまとめられている。
目次
第1部 総論 基本的理解(精神医療の歴史―山本洋子の個人史より;精神分裂病の概念と変遷;精神分裂病の病態構造の理解 ほか)
第2部 治療と看護(分裂病の理解と対応の基本;外来治療と訪問看護;訪問看護活動記録 ほか)
第3部 リハビリテーション(精神障害のリハビリテーションについて;精神科病棟での生活訓練;作業療法 ほか)
第4部 リスクマネージメント(自殺予防対策;暴力対策と保護室使用手順;無断離院対策 ほか)
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