躁うつ病の薬理生化学〈1〉

躁うつ病の薬理生化学〈1〉

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  • サイズ A5判/ページ数 166p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784772403214
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3047

内容説明

本態がいまだ不明な精神疾患として、精神分裂病は横綱格であろう。しかし、分裂病よりも躁うつ病に、精神療法的接近が不可能な病型が多いとも説かれている。1950年代に脳内アミン仮説が登場し、それの枯渇がうつ状態を、増加が躁状態をひきおこすと説明された。ところが研究が進むにつれて、仮説に合わない事実が多く発見された。その研究の行きづまりを打開するために、全国の中堅研究者が情報交換をめざして結集したのが「躁うつ病の薬理・生化学的研究懇話会」である。そして第3回総会で発表された最新の研究成果をまとめたのが本書である。

目次

神経伝達の基礎―躁うつ病との関連
細胞間情報伝達とGTP結合タンパク質
β受容体―細胞内情報伝達系に対する抗うつ薬の直接作用
抗うつ薬慢性投与後のβアドレナリン受容体・情報伝達系
GTP結合蛋白質機能に対する抗うつ薬の作用
躁うつ病のGABA仮説
体液と血小板を用いた躁うつ病の臨床生化学的研究
血漿中フェニルエチルアミン濃度測定法の開発と精神疾患における測定の意義
時間生物学―特にうつ病との関連について
うつ病のアミン仮説に関する研究の動向

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