100万人のフィールドワーカーシリーズ
フィールドノート古今東西

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784772271349
  • NDC分類 389
  • Cコード C3339

目次

1 ノートを持ってフィールドへ(植物学者のフィールドノート―足跡を丸ごと記録する;民族音楽学者のフィールドノート―言葉をあつめて演奏と研究をつなぐ;ミュージアム研究のフィールドノート―デジタル時代のノートと「ノート」)
2 調査に埋め込まれるノート(気象観測におけるフィールドノート―観測状況を記録する20のポイント;建築・都市の歴史研究におけるフィールドノート―エチオピア・ゴンダールの住宅を調べる;進化生物学者のフィールドノート―「カタツムリのしっぽ切り」から迫る、幻のヘビの生態)
3 ノートが開くつながり(カスカの古老と絵を描く人類学者―北米先住民の狩猟実践や動物認識調査におけるフィールドノートの役割;調査研究と生活を支えるフィールドノート―調査データ集からライフログへ;被調査者が描くフィールドノート―中国・黄土高原の人びとの地図・スケッチ・即興詞;先達フィールドワーカーたちの遺産に学ぶ)
4 座談会(フィールドノートとそのまわり)

著者等紹介

梶丸岳[カジマルガク]
1980年生まれ、兵庫県西宮市出身。最終学歴:京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程指導認定退学。博士(人間・環境学)。勤務先:京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センターほか。専門:人類学

丹羽朋子[ニワトモコ]
1974年生まれ、神奈川県逗子市出身。インテリア関連企業勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得退学。所属先:人間文化研究機構総合人間文化研究推進センター。専門:文化人類学、フォークアート研究、展示など民族誌的表現実践の方法論

椎野若菜[シイノワカナ]
1972年生まれ、東京都出身。最終学歴:東京都立大学(現、首都大学東京)大学院社会科学研究科博士課程社会人類学専攻、単位取得退学。博士(社会人類学)。勤務先:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所。専門:社会人類学、東アフリカ民族誌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

35
増野亜子先生によると、FNは記憶が鮮明なうちに、できるだけすぐに記録するのが理想である(42頁)。小森真樹先生によると、紙のノートの速記性を指摘される。手書きが早い(61頁)。柚洞一央先生によると、地理学の語源は、geo(土地)graphia(記述/描写する、67頁)。先生が愛用されるのは、古今書院の黄色いFN。表紙、裏表紙、防水加工。置き忘れても目立つためのようだ(69頁)。日常的にFNをとるという生活をお勧めしている。FNは記録の場、思索模索の場(73頁)。 2017/09/28

ヨコツ

23
「フィールドワークって言ったら民俗学者!民俗学興味ある!」なんて安直な理由で読み始めたのだけれど、民俗学に限らずいろんな分野で色んなフィールドノートが活躍していることがわかる、一種のノート術指南のようなエッセイ(コラム?)集。人によってノートの取り方や情報のまとめ方が違っていて、お仕事本としてもタメになるんじゃないかしらん。研究内容の説明があったり、ノートの実例も写真付きで載っていて楽しい。お値段はお高めだけど、これにピンとくる人には買いな一冊。2016/07/09

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