目次
イントロダクション 「マスメディアとフィールドワーカー」
1 せめのマスメディア、受け身のフィールドワーカー?(マスメディアに追い込まれつつフィールドワークする―立山連峰の氷河研究;フィールドワーカーが見た「捕鯨の町・和田」と捕鯨論争;テレビが作り出すリアリティとフィールドワークの可能性)
2 マスメディアとフィールドワーカーの関係の模索(フィールドワークにおけるマスメディアとの邂逅、マスメディアとの齟齬―自然地理学での経験;マスメディアが目指すのは「事実」よりも「新奇・好奇」なものなのか―アフリカ熱帯林におけるマスメディアとの体験より;「沈む国」ツバルをめぐるフィールドワーカーとマスメディア―批判から協働に向けて;生命科学のラボでフィールドワークする―新聞記者と人類学者のあいだの経験)
3 誰のために、何をつくり、どう発信するか(ドキュメンタリー「満蒙開拓団~ある家族の軌跡~」をつくるまで;文化遺産と人を結ぶ―「世界文化遺産」となったモンゴル・オルホン渓谷の事例から;ケニアの人びとの暮らしや歴史を、独自のメディアで表現する―フィールドワーク、アート、テクロノジーの関係)
著者等紹介
椎野若菜[シイノワカナ]
1972年生まれ、東京都出身。最終学歴:東京都立大学(現・首都大学東京)大学院社会科学研究科博士課程社会人類学専攻単位取得退学。博士(社会人類学)。勤務先:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所。調査地:ケニア、ウガンダ。専門、社会人類学、東アフリカ民族誌
福井幸太郎[フクイコウタロウ]
1973年生まれ、大阪府出身。最終学歴:東京都立大学(現・首都大学東京)大学院理学研究科博士課程地理学専攻。博士(理学)。勤務先:富山県立山カルデラ砂防博物館。調査地:氷河と永久凍土があるところ(南極氷床、南極半島、ロシアアルタイ山脈、カムチャッカ半島、ネパールヒマラヤ、飛騨山脈など)。専門、自然地理学、雪氷学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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