内容説明
河川と海岸域の境界部に位置する河口は、淡水・海水の混合により複雑な水理現象を示している。これに応じて、生態環境も複雑であり、他の水域に見られない生態系を擁している。一方で、人間の活動の影響も受けやすい水域でもあり、開発・環境・防災の間の相克が大きな社会問題を生み出す場でもある。本書は、変化する河口地形や河口の生態に焦点をあて、個々の河口研究から諸現象について普遍的な原理や河川固有の特徴を共同研究「全日本比較河口学」としてまとめたものである。
目次
序
渚滑川
網走川
尻別川
岩木川
高瀬川
子吉川
東北太平洋沿岸の中小河川
最上川
鳴瀬川
七北田川
名取川
阿武隈川
長瀬川
阿賀野川
利根川
安倍川
天竜川
手取川
由良川l大和川
千代側
吉野川
重信川
筑後川
白川
緑川
川内川
著者等紹介
澤本正樹[サワモトマサキ]
東北大学名誉教授、(株)アルファ水工コンサルタンツ特別顧問
真野明[マノアキラ]
東北大学大学院工学研究科附属災害制御研究センター教授
田中仁[タナカヒトシ]
東北大学大学院工学研究科土木工学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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