出版社内容情報
都市の中で生活し行動する私たちは,さまざまな経験(エクスペリエンス)をすることで,その場所・空間を認識し,まちのイメージを醸成します。本書はその一つ一つのプロセスについて,都市とは何か,空間行動の特徴,場所情報の表現,エクスペリエンスに基づく居住者心理などを認知行動地理学の視点から解き明かし,心地よい居住環境,人間中心のまちづくりの実現に向けて議論のポイントを提示します。
目次
第1章 都市空間のエクスペリエンス
第2章 都市の構造を把握する―都市の立地モデル―
第3章 都市における空間行動を予測する―空間的相互作用―
第4章 都市における経験と選択―価値という側面から―
第5章 私たちの頭の中をのぞいてみる―空間認知、認知地図―
第6章 場所情報の表現とコミュニケーション―地図、言葉、ナビゲーション―
第7章 都市のエクスペリエンスと私たちの感情―環境心理―
第8章 都市の居住環境と居住者の心理
第9章 縮小社会における都市計画と居住者のエクスペリエンス
第10章 都市とエクスペリエンスの未来
著者等紹介
石川徹[イシカワトオル]
東洋大学情報連携学部教授。カリフォルニア大学サンタバーバラ校PhD。専門は認知行動地理学、空間情報科学、都市居住心理、ユーザーエクスペリエンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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