出版社内容情報
地理学は「社会と自然の関係」から〈地球〉を記述し、「社会と空間の関係」から〈世界〉を記述する。自然と人文に関わるさまざまな地理的事象を捉える際に必要な、地理学の基本概念(位置、空間、場所、地域、移動、自然と社会)について、それぞれどのような考えに基づいて構成され、どのように扱えばよいのか丁寧に解説する。景観の捉え方、地誌学の方法論も。近年の情報技術の発展を背景に社会科学の中でいち早くGISを実用化させた地理学が、社会をどのように思考しているかがわかる。
目次
第1章 地理学
第2章 位置
第3章 空間
第4章 場所
第5章 地域
第6章 移動
第7章 自然と社会の関係
第8章 景観
第9章 地誌学
著者等紹介
高阪宏行[コウサカヒロユキ]
1947年生まれ。東京教育大学(現筑波大学)大学院博士課程修了(理学博士)。現在、ジオリーテイル株式会社代表取締役、日本大学名誉教授、日本地理学会名誉会員。専門は、小売地理学・GIS(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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