出版社内容情報
英国自然史博物館が一般の来訪者向に発行した、豊富な写真と図表でビジュアルな土壌の啓蒙書。
目次
第1章 土壌の生成と組成
第2章 土壌の分類と地理的分布
第3章 土壌生物
第4章 土壌肥沃度
第5章 土壌の利用と誤用
第6章 我々の将来と土壌
著者等紹介
ダビン,ウィリアム[ダビン,ウィリアム][Dubbin,William]
カナダと米国で土壌学の教育を受けた後、1997年に土壌鉱物学者として英国自然史博物館の鉱物学部門に参加した。ヨーロッパ、アジア、北米、中米において野外調査の経験があり、土壌の鉱物学や化学に関して幅広く論文を著してきた。現在は、土壌鉱物と土壌有機物の結合とその役割(汚染物質の動態制御や土壌の質の維持に関わる機能)に焦点を絞って研究を行っている。いくつかの土壌学会の会員であり、持続的発展や土壌保全といった地球規模の問題に興味を持ち続けている
矢内純太[ヤナイジュンタ]
京都府立大学大学院生命環境科学研究科准教授、博士(農学)
舟川晋也[フナカワシンヤ]
京都大学大学院農学研究科教授、博士(農学)
真常仁志[シンジョウヒトシ]
京都大学大学院農学研究科助教、博士(農学)
森塚直樹[モリツカナオキ]
農業環境技術研究所研究員、博士(農学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なつき
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土壌そのものについて、現在の土壌の問題と対策についてわかりやすい入門書。問題解決に対するヴィジョンに心打たれました。2012/07/30
なつき
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専門用語がたくさん出てくるけれども、非常に読みやすかった。聞き慣れない学問なだけに取っ付きづらいけれども、これならすんなり触れられる。よい入門書です。2012/07/17
9saito
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論理的・具体的かつ明快で、突然一文だけシャーロック・ホームズが引用されたり、非常に楽しい内容でした。土壌学はいくらでも身近な場所で巡検出来て、日常生活からイメージしやすい農業や食品・科学・化学・地学などに幅広くリンクしていて、そして塩類土壌の改良とか志し得る子供もたぶん沢山いて、何故学校の理科のカリキュラムに入ってないのか不思議だと思います。2012/05/02