目次
第1章 日本列島を中心とした鳥居龍藏のフィールドサーヴェイの特色
第2章 大和におけるフィールドサーヴェイ
第3章 信濃におけるフィールドサーヴェイ
第4章 日向におけるフィールドサーヴェイ
第5章 武蔵野におけるフィールドサーヴェイ
第6章 沖縄におけるフィールドサーヴェイ
第7章 北千島におけるフィールドサーヴェイ
第8章 朝鮮半島におけるフィールドサーヴェイ
著者等紹介
田畑久夫[タバタヒサオ]
1947年、大阪府生まれ。1971年、立命館大学文学部地理学科卒業。1980年、大阪市立大学大学院文学研究科博士課程満期退学、2002年、岡山大学大学院文化科学研究科修了。大阪工業大学・立命館大学等非常勤講師、杭州大学日本文化研究中心客座研究員などを経て、昭和女子大学大学院生活機構研究科教授、博士(文学)。文化地理学・民族学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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徳島の迷人
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海外調査で評価されている人類学者・鳥居龍蔵の、国内調査に焦点を当てた本。今で言う古墳時代前の人種の分布や起源の調査が多い。昔は縄文も弥生も分かってないことを留意して読む。中国地方中心に朝鮮系、関東東北はアイヌ系分布。沖縄は南方系ではない。逆に九州や徳島までアイヌ系遺跡があったのが意外だ。鳥居の師の坪井によるアイヌ=コロボックル説の記述も多い。写真機や蓄音機など欧米の進んだ現地調査方法を日本で始めに導入した。全体的な感想としては、文献調査の量は凄いが、文章は少しテンポ悪いというか同じような記述が多い。2021/09/02
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