内容説明
人間活動から排出される温室効果ガスによる温暖化(気候変動)で、日本列島にどのような変動が予測され、我々の生活がどのように変るのであろうか。また、変化する気候に我々はどう対応すればよいのだろうか。本書は、この疑問について現在までに得られている研究成果を、60人以上の広い分野にわたる専門家が評価し、とりまとめたものである。
目次
地球温暖化の日本への影響 要約―進む温暖化、予防とともに今から適応策を
第1章 気候―過去の気候変化の解析および気候変化の予測
第2章 陸上生態系への影響
第3章 農林業への影響
第4章 水文・水資源と水環境への影響
第5章 海洋環境への影響
第6章 社会基盤施設と社会経済への影響
第7章 健康への影響
第8章 気候変動の経済影響評価:政策決定からみた日本とアジア途上国への示唆
第9章 温暖化影響の検出と監視
第10章 適応、脆弱性評価
著者等紹介
原沢英夫[ハラサワヒデオ]
(独)国立環境研究所社会環境システム研究領域環境計画研究室室長
西岡秀三[ニシオカシュウゾウ]
(独)国立環境研究所理事
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