内容説明
本書は「地図で読む百年」シリーズの「東北」版であり、太平洋と日本海にはさまれた多様性に富む地域、東北について、ミクロスケールの新旧の地形図を対比しながら、それぞれの地域変貌の論理へアプローチを行ったものである。執筆は、東北のそれぞれの地域に深くかかわってきた方々に、おもに明治以降の地域の歴史的展開過程と人々の生活という視座から、地域変貌というテーマでお願いした。
目次
東北の中枢都市―仙台市
急激な都市化に対応する街―仙台市泉区
水運の港から漁港・工業港へ―石巻市
三陸の遠洋マグロ漁業基地―気仙沼市
三つの河川が合流する県庁所在地―盛岡市
宿駅から東北屈指の工業都市へ―北上市
港町から三陸沿岸の拠点都市へ―宮古市
鉄鉱工業都市の形成と衰退―釜石市
水害を克服し、商工業と史跡観光都市へ―一関市・平泉町
北の要港からコンパクトシティへ―青森市〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石光 真
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編者の地理学者のアホウドリ研究は面白い。この本は東北編だから私は知っていることが多い。どこもまあ、あれだ。2015/11/01
ますのり
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もっと早く読んでおけば良かった。2012/07/18
kzh
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市・地域の成立から発展要因、そして現在。約100念前(大正期)と、現在(昭和60年代~平成)の地図が主な構成。補足があればよりわかりやすいと思うけれど、地域の概要を知るには十分、とても満足する一冊。他の地域も読みたいな。東北版は、仙台/仙台市泉区/石巻/気仙沼/盛岡/北上/宮古/釜石/一関・平泉/青森/八戸/弘前/秋田/秋田県大潟村/大館/鹿角市尾去沢/山形/酒田/米沢/酒田市飛島/福島/いわき市小名浜/郡山/会津若松/裏磐梯高原2009/09/03