出版社内容情報
地形学・気候学などの研究領域別の寄せ集めではなく、地域の自然・環境を総合的・俯瞰的にとらえるあたらしい自然地理学を提唱。
はじめに
第1 章 統合自然地理学とはなにか(岩田修二)
コラム1 統合・総合・横断・融合・シームレス(岩田修二)
第2 章 地形からみた生態系研究:地すべりがつくる自然の豊かさの解明(高岡貞夫)
第3 章 ケニア山の氷河の後退と植生の遷移に関する総合自然地理学(水野一晴)
第4 章 トチノキ巨木林はどんな場所に成立しているのか?:人為影響下の植生を対象とした統合自然地理学(手代木功基)
コラム2 地形分類図と現存植生図の双方を作成することの意義(磯谷達宏)
第5 章 アンデスの地形と人びとの暮らし:高原と峡谷(苅谷愛彦)
第6 章 アッサムヒマラヤ,ジロ盆地における土地改変 (宮本真二)
第7 章 中央ユーラシアの環境史:地球研イリ= プロジェクトによる統合研究の進め方(奈良間千之・渡邊三津子)
第8 章 統合自然地理学の実践の場となる地層処分技術の研究開発(小松哲也)
コラム3 地層処分に関する「科学的特性マップ」(岩田修二)
第9章 液状化被害と統合自然地理学(青山雅史)
第10 章 ラダークヒマラヤ,ドムカル谷での氷河湖決壊洪水の被害軽減にむけた住民参加型ワークショップ(池田菜穂・奈良間千之)
第11 章 一ノ目潟年縞堆積物による環境史研究(山田和芳)
エッセイ1 イギリスとドイツでの年代測定研究生活(塚本すみ子)
第12 章 地形用語の分かりにくさ:統合自然地理学における地形用語の問題点(山田周二)
エッセイ2 自然地理学の編集とスケッチ(小松美加)
第13 章 【調査】カクネ里雪渓学術調査団による統合自然地理学的調査(福井幸太郎・飯田 肇)
第14 章 【調査】生徒と共に見た三宅島の噴火後の自然(川澄隆明)
第15 章 【調査】衛星測位技術GNSSによる氷河測量(縫村崇行)
巡検案内 東日本大震災を把握し共有するための地理学・地学巡検(小森次郎)
岩田 修二[イワタ シュウジ]
編集
目次
統合自然地理学とはなにか
地形からみた生態系研究:地すべりがつくる自然の豊かさの解明
ケニア山の氷河の後退と植生の遷移に関する総合自然地理学
トチノキ巨木林はどんな場所に成立しているのか?:人為影響下の植生を対象とした統合自然地理学
アンデスの地形と人びとの暮らし:高原と峡谷
アッサムヒマラヤ、ジロ盆地における土地改変
中央ユーラシアの環境史:地球研イリ=プロジェクトによる統合研究の進め方
統合自然地理学の実践の場となる地層処分技術の研究開発
液状化被害と統合自然地理学
ラダークヒマラヤ、ドムカル谷での氷河湖決壊洪水の被害軽減にむけた住民参加型ワークショップ〔ほか〕
著者等紹介
岩田修二[イワタシュウジ]
東京都立大学名誉教授。1946年神戸市生まれ。明治大学文学部・東京都立大学大学院理学研究科で地理学を学ぶ。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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