内容説明
本書は「吉野郡水災誌」に記述されている事柄を基軸として豪雨と山地斜面の崩壊という自然現象のすさまじさや被災者とこれらを取り巻く人々の行動、および北海道移住に至る過程を描いたものである。この災害との関連において最近の研究成果や防災についても言及した。
目次
1 災害地その山河
2 川は轟音を発し、山は震える
3 人家を襲う土砂と濁流
4 生と死の狭間
5 災害激甚地の北十津川村
6 災害地に向かう救援者
7 災害以後
8 北海道への旅立ち
9 災害地の地質
10 十津川の流れと警戒碑
11 土砂災害からの回避
著者等紹介
蒲田文雄[カバタフミオ]
1947年京都府生まれ。横浜市在住。東海大学海洋学研究科修了。技術士(応用理学、地質)、環境計量士(騒音・振動関係)。蒲田技術士事務所
小林芳正[コバヤシヨシマサ]
1936年長野県生まれ。理学博士。京都大学名誉教授。技術士(応用理学、物理探査)。地質計測(株)技師長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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