内容説明
現時点で実施されている砂防の制度的・技術的な諸施策を「現代砂防」と称し、改めて砂防について基本的な理念を整理。砂防の政策・技術体系の大枠を把握できるように編集した。
目次
第１章 現代砂防の目的と沿革（総論；国土の成り立ち ほか）
第２章 国土保全（砂防が目指すべき国土保全；荒廃地域における根幹的な砂防施設の整備と効果 ほか）
第３章 地域保全（砂防で目指すべき地域保全；土石流・地すべり・がけ崩れ・雪崩災害の概要と対策の基本的考え方 ほか）
第４章 大規模土砂災害の危機管理（大規模土砂災害への対応と危機管理の必要性；大規模土砂災害への迅速な対応 ほか）
第５章 砂防と環境保全（砂防における環境保全の基本的考え方；山腹保全工における留意点 ほか）
第６章 災害からの復旧・復興（災害からの復旧・復興に関する事業；地域の復旧・復興に砂防が果たす役割 ほか）
著者等紹介
南哲行［ミナミノリユキ］
１９７７年建設省（現国土交通省）採用。九州地方建設局大隅工事事務所長、土木研究所砂防研究室長、奈良県土木部長、東北地方整備局道路部長・河川部長、水管理・国土保全局砂防計画課長、砂防部長等を経て、北海道大学大学院農学研究院国土保全学研究室特任教授。京都大学博士（農学）
小山内信智［オサナイノブトモ］
１９８３年建設省（現国土交通省）採用。四国地方建設局四国山地砂防工事事務所長、（独）土木研究所上席研究員（地すべり、火山・土石流）、国土技術政策総合研究所砂防研究室長等を経て、（独）土木研究所土砂管理研究グループ長、東京大学博士（農学）・技術士（建設部門）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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