出版社内容情報
「千と千尋の神隠し」に描かれた風景など、人々が「妖怪が出そう」と感じる風景に共通する謎を読み解く、ユニークな日本文化論。
内容説明
本書では、日本に古くからある、怪異・妖怪文化に焦点を当て、民俗地理学的な方法を中心に、民間伝承だけでなく、映画や小説、絵画などにも描かれた、怪異・妖怪の背後にある風景を、広く眺め渡した。
目次
怪異の見える風景
怪異の体験とことば
妖怪の走る風景
伝承集団の見た妖怪
頭のなかの妖怪地図
妖怪の二つの場所
『千と千尋の神隠し』に描かれた怪異世界の風景
怪異世界と心のなかの景観
現代日本人の怪異世界イメージ
廃墟と幽霊・怪異世界
現代の廃墟と近代化遺産
妖怪の出没する場所と年代
著者等紹介
佐々木高弘[ササキタカヒロ]
京都学園大学人間文化学部歴史民俗学専攻教授・国際日本文化研究センター共同研究員。1959年兵庫県生まれ。大阪大学大学院博士課程中退。歴史・文化地理学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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