内容説明
本書では、シラスの地形学的側面を中心とし、また、シラスの地形学的な問題と密接不可分な関係にある地質学的・火山学的側面ならびにシラスと人間生活とのかかわりなども含めたシラス像を描くことを執筆目的とした。
目次
シラスとは何か
シラスの構成物と物性
シラスの分布
シラスの性状の地域的変化
シラスの研究史
シラス台地の地形
シラスの堆積過程
シラスの堆積地形
シラスの侵食過程と火砕流堆積物の侵食地形
シラスの噴火と噴火災害
シラスと黄土がつくる地形の類似性
シラス文化と火砕流文化
著者等紹介
横山勝三[ヨコヤマショウゾウ]
熊本大学教授(教育学部)、理学博士。1944年生まれ、鹿児島県出身。1966年東京教育大学理学部地学科(地理学専攻)卒業、1972年東京教育大学大学院理学研究科博士課程修了。大学教育では、地理学のうちとくに専門の地形学を中心に自然地理学の分野を担当。これまで、九州南部のシラスをはじめ、三瓶山(島根県)や伊豆新島などの火山地形および火山噴出物の地形・地質学的研究に従事
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