出版社内容情報
日本学術会議が提案する地球の未来のための新しい科学の枠組み-地球人間圏科学。各分野を代表する科学者たちがその展望を示す。
はじめに
1章 「地球人間圏科学」とは?(鈴木康弘)
2章 忍び寄る温暖化
2.1 地球温暖化はどこまで予測できるか?(鬼頭昭雄)
2.2 地球温暖化が及ぼす陸域環境への影響は?(海津正倫)
2.3 激化する豪雨災害をいかに緩和できるか?(寶 馨)
3章 巨大地震と大津波・火山災害
3.1 地震と津波災害の発生はどこまで予測できるか?(平田 直)
3.2 火山災害―2014年御嶽山噴火からの考察(山岡耕春)
3.3 対策上の「想定外」を回避するために必要なこととは?(入倉孝次郎)
4章 地球の持続可能性
4.1 土地利用の持続可能性に関する問題とは?(氷見山幸夫)
4.2 持続可能な水管理をいかに実現するのか?(沖 大幹)
4.3 土壌と食料の将来は?(宮? 毅)
5章 解決へ向けたチャレンジ
5.1 デジタル地図・GISの歴史と環境保全・防災への貢献 (小口 高)
5.2 Future Earth : 未来可能な地球と人類をめざして(安成哲三)
5.3 脱原発社会への道筋を拒むもの(山川充夫)
5.4 大震災の起きない都市を目指して(和田 章・東畑郁生・田村和夫)
6章 国際的議論と行動の展開?地球人間圏科学の貢献 (寶 馨)
おわりに(鈴木康弘・山岡耕春・寶 馨)
鈴木 康弘[スズキ ヤスヒロ]
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山岡 耕春[ヤマオカ コウシュン]
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寶 馨[タカラ カオル]
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目次
1章 「地球人間圏科学」とは?
2章 忍び寄る温暖化
3章 巨大地震と大津波・火山災害
4章 地球の持続可能性
5章 解決へ向けたチャレンジ
6章 国際的議論と行動の展開―地球人間圏科学の貢献
著者等紹介
鈴木康弘[スズキヤスヒロ]
1961年生。名古屋大学減災連携研究センター教授。自然地理学、変動地形学が専門。日本学術会議連携会員(22~24期)。日本地理学会理事、日本活断層学会理事、地震調査研究推進本部専門委員
山岡耕春[ヤマオカコウシュン]
1958年生。名古屋大学大学院環境学研究科地震火山研究センター教授。地震学、火山学が専門。日本学術会議連携会員(23~24期)、日本地震学会会長、地震予知連絡会副会長。防災教育推進協会理事長。平成28年度防災功労者防災担当大臣表彰
寶馨[タカラカオル]
1957年生。京都大学大学院総合生存学館教授・学館長。水文学、極値統計学、防災技術政策が専門。日本学術会議連携会員(21~24期)。日本自然災害学会会長、水文・水資源学会副会長、防災学術連携体幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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