出版社内容情報
おにの子ビッキは、兄達と一緒におにの学校へ行きたくてたまりません。でも入学するには授業についていける体力と背丈が必要で・・・
砂山恵美子[スナヤマエミコ]
1968年、青森市浅虫温泉出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。米国ワシントン州立大学ファインアーツ科に留学。現在は、QK unit(http://www.QK-m.com)で、イラストと絵本を中心に仕事を展開中。東京在住。 著書の『まがなった』『ねぶただ』(ポトス出版)は、ユニークな津軽弁の絵本として、とくに地元で人気がある。『Chasing Ricky』(ベネッセコーポレーション)では絵を担当した。こぐま社での絵本作品に『おままごと』などがある。
内容説明
おにの子ビッキは、おにの学校に入学し授業についていけるようになるため、毎日ひとり、特訓を重ねています。そんなある日、思わぬことからトンビに空へさらわれてしまい―!小さな子どもが成長するドキドキと喜びを描いた一冊。こぐまのどんどんぶんこ第3弾!小学校1・2年から。
著者等紹介
砂山恵美子[スナヤマエミコ]
1968年、青森市浅虫温泉出身。日本大学芸術学部文芸学科卒。米国ワシントン州立大学ファインアーツ科に留学。現在は、QK unitで、イラストと絵本を中心に仕事を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なななお
21
こぐまのどんどんぶんこ、追っかけ8冊目。ちび鬼ビッキは、山の上の鬼の子ども達が通う学校に行きたくてたまりません。でも校長先生の金棒より背が大きくならないと入学することができません。今日もお兄ちゃん達を見送っていると、「寄り道しておんこの実を食べながら行こうぜ」という声が聞こえてきて、自分も行きたくて仕方ありません。急いで後をつけて、道を探すために高い木に登ったら、トンビのピースケに拐われ、どんどん連れて行かれ…。小さなビッキの大きな冒険物語。角がピカピカ光る時のビッキの可愛いこと!2022/04/02
鳩羽
8
お兄ちゃんやお姉ちゃん達のように学校に通いたい鬼の子ビッキ。けれど、校長先生の金棒に身長が届かないうちは、入学できない決まり。ビッキはある日こっそり、一人で冒険に出かけますが、光りものが好きなトンビに、頭のツノを狙われて…というお話。小さい小さいと思っていても、いつの間にかいろんなことが上達している。ちょっと親目線な感じもしたけれど、身長が伸びて入学を許可されるところが、なんとも可愛らしく誇らしい。2018/01/31
You
2
これを読んで「おんこの実」を食べる子が現れないといいが…。鬼の世界というとキビシーオソロシー怒られまくり社会をイメージしてしまうが、心温まる和やかな学校でした。全ページの99%鬼の世界の暮らしを書いている本だが、印象に残るのは冒頭2ページ、「オニの住むところ」の見方。見えそうで見えなくて、分かったような分からないような、そんな「もののあわい」感がとても効果的に異世界を本物として浮き上がらせている。2017/04/17
奏
1
オニの学校のきまりは、校長先生の持っている金棒よりも大きくならないと入学できない。学校へ通いたくてたまらない小さなオニの子ビッキの物語。オニの住む世界へと導いてくれる冒頭が印象的。一人読みの最初の一歩におすすめしたい。2022/05/04
なおき
0
勇敢なオニ2024/03/23