内容説明
雄大な自然の中から生まれた素朴で、実直な人びとの物語。読んであげるなら4・5歳から。自分で読むなら小学中学年以上。
著者等紹介
福井信子[フクイノブコ]
1983年、東京大学大学院言語学専攻修士課程修了。現在、東海大学文学部北欧学科講師。専門は、デンマーク語を中心とした北欧語
湯沢朱実[ユザワアケミ]
1982年より家庭文庫を開き、子どもに読み聞かせやお話の語りをしている。語り手、講師として、小学校をはじめさまざまな場で活躍
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
19
クリスマス時期になると読みたくなる北欧の絵本。今年はこちらの本でゆったりした時間を過ごせました。 りすとてぶくろと針 フィンランド/北風をたずねていった男の子 ノルウェー/銅のなべ デンマーク/屋根がチーズでできた家 スウェーデン/小さいおいぼれ馬 デンマーク/正直な若者とねこ アイスランド/トロルとうでくらべをした少年 スウェーデン/トッリレヴィップ デンマーク/いのちの実 デンマーク/リヌスとシグニ→2019/12/31
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
自分記録用 『あなたもブックトーク 第1章学校でブックトーク テーマ お金持ちになりたいは世界の人々の夢?』世界の民話の紹介。『わらしべちょうじゃ』→『わらのうし』→『長ぐつをはいたねこ』→『しらさぎちょうじゃ』→『ごまひとつぶで…』→『子どもに語る北欧の昔話』→『コインとお札の手品』→『おすのつぼにすんでいたおばあさん』→『しあわせハンス』 『屋根がチーズでできた家』『トリレヴィップ』『屋敷こびと』『銅のなべ』【中学年向き】2020/04/07
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
『小学校での読み聞かせガイドブック プランニング遊』で、朝読書のプログラムが参考になったので、記録しておきます。4年生予備本 『トロルとうでくらべした少年 朗読 10~15分』2020/03/08
みよちゃん
7
北風、屋根がチーズ、は仲間が語ったのを聞いた事があるが、その他は初めて。トリレヴィップは、名前当てた後、三人の紡ぎ女を呼ぶ様に言って親切にするところが、他のと違って面白かった。木のまた、謎を解いてもらう時のやり取りも、日本などにも伝わる、同じような話だった。一番の幸せとは、のロウヒの答え、ー大地とともに働くこと……の言葉が胸に響きました。2016/09/22
るな
4
図書館の職員さんに教えてもらった本。我が子が幼い頃、このような本をたくさん読み聞かせてあげたら良かったという後悔にちょっぴり胸が痛む。題名にあるように、読みきかせを想定したコンセプトで、収録された15編それぞれに簡潔な解説や対象年齢が記載されているのが親切だ。お話の中に度々登場するトロルは、どうしても北欧で目にしたトロルの置物のビジュアルに置き換わってしまった。2019/11/27