内容説明
20世紀を代表する絵本作家、エドワード・アーディゾーニが、家族や友人に贈った手紙には、すばらしいスケッチや水彩画が描かれていました。わけても、従軍画家としてイタリア、エジプト、北アフリカなどを旅した手紙には、その土地の人々の生活が生き生きと描かれています。手紙のほかに、旅日記『船上の休日日記』、『ディエップへの船旅』、オペラ鑑賞の一日を描いた『グラインドボーンの一日』、そして空想上の手紙『スノッドグラスへの手紙』も収めました。彼の人柄や生活、交友関係などを物語るこれらのスケッチは、どれも彼独特のユーモアと深い愛情にあふれています。絵本とはまた違ったアーディゾーニの素顔を発見することができるでしょう。
目次
1935年‐1949年の手紙から
船上の休日日記(1951年)
1950年‐1953年の手紙から
水彩画(1944年‐1975年の手紙から)
ディエップへの船旅―抜粋(1951年)
1954年‐1959年の手紙から
グラインドボーンの一日(1960年)
1962年‐1976年の手紙から
スノッドグラスへの手紙(1960年‐1968年)
著者等紹介
アーディゾーニ,エドワード[アーディゾーニ,エドワード][Ardizzone,Edward]
イギリスを代表する絵本作家。1900年生まれ。事務員として働いた後、1926年、プロの画家として独立。1940年には、公式の従軍画家に任命される。1956年、ケイト・グリーナウェイ賞を受賞。1970年、ロイヤル・アカデミー会員に選ばれる。代表作『チムとゆうかんなせんちょうさん』(福音館書店刊)の絵本をはじめ、挿絵画家としても高い評価を受けており、数多くの美しい本を残している。1979年11月没
テイラー,ジュディ[テイラー,ジュディ][Taylor,Judy]
英国のボドリー・ヘッド社で児童書の編集に携わる。自身で執筆した絵本も数冊ある。1971年、長年の児童書編集の功により、大英帝国勲爵士勲五等を受ける。ビアトリクス・ポターの研究家としても知られ、ポター・ソサイエティの代表もつとめる
阿部公子[アベキミコ]
1948年、神戸市に生まれる。上智大学文学部英文学科卒業。現在は、(財)東京子ども図書館勤務
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