出版社内容情報
身近なようで意外と知らないアジアの国々の昔話集。水と緑の豊かな自然から生まれた昔話を、読みやすい訳でお届けします。
内容説明
読みきかせ、語りのテキストに最適。おおらかでたくましいアジアの人々の心を伝える昔話集。
目次
スズメとカラス―バングラデシュ
大工の息子―アフガニスタン
三人兄弟―フィリピン
カラスとキツネ―イラン
スートン王の冒険―マレーシア
黄太郎青太郎―タイ
漁師の娘―フィリピン
神こそすべてをたまわるおかた―パキスタン
りこうなシカ―インドネシア
かしこすぎた大臣―インド〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
教育出版国語 5年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書掲載本】 スズメとカラス(バングラデシュ)/大工の息子(アフガニスタン)/三人兄弟(フィリピン)/カラスとキツネ(イラン)/ストーン王の冒険(マレーシア)/黄太郎青太郎(タイ)/漁師の娘(フィリピン)/神こそすべてをたまわるおかた(パキスタン)/りこうなシカ(インドネシア)/かしこすぎた大臣(インド)/ちっちゃなごきぶりのべっぴんさん(イラン)/カオ兄弟の物語(ベトナム)/マハデナ・ムッタ(スリランカ) 『かしこすぎた大臣』【高学年向き】2015/06/19
凪
3
ラン・パン・パンを再読して「耳の中にアリの大群入れちゃうって・・・インドすげぇ・・・」と再度思ったので、なんだかアジアの他の昔話が読みたくなり本書を読んだのですが・・・いや~・・・アジアすごい(笑)なかでもイランさん・・・あんたスゴすぎだよ(笑)ゴキブリのあのテカテカの黒光りの由来に、あんな悲しい訳があったなんて・・・。これからはゴキブリにも愛着が・・・・まあ、わくわけはないんだけどもね。2018/03/15
みずたまり
3
文化が違えば、小さい時に聞いたお話も違う。イランの昔話『ちっちゃなゴキブリのべっぴんさん』は衝撃だった。日本じゃゴキブリが主人公になることは絶対にないし、ゴキブリの可愛い娘って何⁈展開も予想を超えていく。ゴキブリとネズミが結婚し、2人は愛し合っていたのだが、そこで事件が起こり…なぜゴキブリが黒いのか、その謎がわかる。一番気に入ったのは、フィリピンの昔話。百姓になることを嫌がっていた『三人兄弟』の話。懸命に働きなさい、というシンプルな結論なんだけれども、この結論に勝るものはない。2016/11/22
明るい果物
3
ごきぶりのべっぴんさんていう話が大好きだった。
Kazunobu Sawai
2
『だって、それなら、はげ頭の男はどうなんです?頭の中を塩水が流れてますか?』 これが登場する文脈って。