出版社内容情報
原文に忠実な翻訳で、素朴で骨太なグリムの魅力を伝えます。練られた訳文は、声に出して読みやすく、聞いているとお話の情景が浮かんでくると好評です。
内容説明
ストーリーテリングのベテランとドイツ文学者が訳す読みやすく、聞いておもしろいグリムの昔話第4巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆき
23
私が知っているシンデレラはペロー版だったのかな。「灰かぶり」は魔法使いもかぼちゃの馬車もガラスの靴も出てこなくて、そして血なまぐさかった。「ブレーメンの音楽隊」「金の毛が三本ある悪魔」は覚えてみたい2019/07/02
moe
4
再々読。松岡享子さんのおはなし会で「マレーンひめ」を聞いたので読みなおしました。やさしいながらも、凛としたひめの強さを感じる、すばらしい語りでした。2011/01/25
tamako
3
「死神の名付け親」目当てで読む。「しにがみさん」と同じ話なのだが、冒頭が全然違ってて、私はグリム版が好き。 他の収録話もなかなかにパンチが利いてる。「灰かぶり」はシンデレラと同じ話なのだが、グリム版はあからさまな魔法が無い分、虐げられ方も靴のサイズが合わないこともオチも、びっくりするほど血なまぐさい。 中世ヨーロッパでは、麦一粒撒いて得られる収穫は麦二粒と世界史の先生から聞いたことがあるのだが、生きるか死ぬかの厳しい暮らしから生まれたお話、迫力があって当然なのだ。2019/06/16
ゆにす
3
「死神の名付け親」を読み聞かせでやってみようと思っていくつか読みくらべ。この本でやってみようと思います。「ハチの女王」好きだな。「マレーン姫」もすてきですね。2018/10/06
moe
3
再読。素語り用のグリムを物色中。収録話は「ブレーメンの音楽隊」「森の家」「しらみとのみ」「わらとすみとそら豆」「灰かぶり」「はちの女王」「かれい」「死神の名付け親」「いさましいちびの仕立てや」「金の毛が三本ある悪魔」「マレーンひめ」2010/12/28