内容説明
メルヒェン~昔話~は、小さな子どもたちのためだけにあるのではありません。現代の私たちにも、潤いや安らぎを与え、人間についての理解を助けてくれます。著者の半生にわたるメルヒェン語りの経験を書き綴ったこの本は、メルヒェンを肉声で語り、また聞くことの大切さを、私たちに訴えます。
目次
私がメルヒェンを語ることを職業とするようになるまで
野戦病院での語りの体験―1944年~1946年
「メルヒェン語り」の日記から―1945年~1960年
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
40年以上、グリムや世界の昔話を語り続けたシャルロッテ・ルジュモンさんの半生記。小学校など子どもたちに語るほかに、野戦病院などでも語っていたそうです。昔話は、子どもたちのためだけにあるのではなく、誰をも癒してくれるんですね。『 私がメルヒェンを語ることを職業とするようになるまで / 野戦病院での語りの体験―1944年~1946年 / 「メルヒェン語り」の日記から―1945年~1960年 』 巻末にあるレパートリーのリスト、知らない昔話が多く気になります。2021/04/17