内容説明
この絵本は、小さな男の子が一粒のにんじんの種を土に蒔き、「芽なんか出っこない」といわれても世話をつづけ、信じていた通りの大きなにんじんを収穫するというお話です。本国アメリカで60年以上子どもたちに愛されつづけ、古典名作絵本の代表と言われています。
著者等紹介
クラウス,ルース[クラウス,ルース][Krauss,Ruth]
1911‐1993。アメリカのメリーランド州ボルチモアに生まれる。1940年、画家、クロケット・ジョンソンと結婚し何冊か絵本の仕事を共にした。また、モーリス・センダックやマーク・シーモントらの絵で多くの作品を生み出した。The Happy Day(邦題『はなをくんくん』)、A Very Special Houseで、コルデコット賞次点
ジョンソン,クロケット[ジョンソン,クロケット][Johnson,Crockett]
1906‐1975。ニューヨーク市に生まれる。ニューヨーク大学で美術を学んだ後、デパートの宣伝部やプロのフットボール選手、雑誌編集者など、様々な職業に就く。子どもの本を描く前に、漫画家として『バーナビー』というキャラクターの漫画を描いて人気を得た
小塩節[オシオタカシ]
1931年、長崎県生まれ。東京大学独文科卒業。ドイツ文学者。中央大学名誉教授。フェリス女学院理事長。東京・杉並区のひこばえ幼稚園園長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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山田太郎
54
いい話で好きなんだけど、最後の解説が押し付けがましくていやだな。2015/08/24
gtn
27
願えば必ず叶う。芽は出ないと諦めてしまったら、「芽が出ない」という思いが叶ってしまう。2022/08/03
shiho♪
23
次男の小学校4年生に読み聞かせ。家絵本。約2分。 男の子が一粒のにんじんの種を蒔きました。家族は口を揃えて「芽なんて出ない」と言います。 それでも男の子は水をやり、雑草を抜き世話をします…。 諦めないでやり遂げる男の子の信念と深い愛情に、子どもたちはどう感じたかな~❓️ 私自身、大好きな絵本です。私の場合はこの絵本に子育てを重ねて読んでしまい、短い絵本だけど奥が深いなあと感じています。「信じて待つ」子どもが小さかった頃も思春期を迎えた今もそれは変わらないかもなぁ。2022/12/09
マツユキ
23
男の子が植えた一粒のニンジンの種は…。芽なんて出ないよと言われても、諦めない男の子。簡単じゃないけど、当たり前の事。命の神秘ですね。シンプルな、良い絵本。2019/10/08
雨巫女。@新潮部
18
種は、植えて大切に育てると実ります。そうですよね。私がやると何故枯れる。(泣)2010/11/11