わたしのろば ベンジャミン

リマー，ハンス【文】〈Ｌｉｍｍｅｒ，Ｈａｎｓ〉/オスベック，レナート【写真】〈Ｏｓｂｅｃｋ，Ｌｅｎｎａｒｔ〉/松岡 享子【訳】

こぐま社（1994/07発売）

• サイズ A4判／ページ数 48p／高さ 24cm
• 商品コード 9784772101226
• NDC分類 E
• Cコード C8798

出版社内容情報

スージーとロバのベンジャミンは大の仲良しでいつも一緒。ところがある朝ベンがいなくなって…。女の子とロバの心の通い合いと小さな冒険を描いた物語。主人公の体温まで伝わってくるようなモノクロの写真絵本。

内容説明

スージーは、地中海の島に住む女の子。ろばのベンジャミンとは、散歩をするときも、夜眠るときもいつもいっしょ。少女と動物のふれあいを、詩情あふれるモノクロ写真でつづってゆきます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[chiaki]

古き良きモノクロ写真絵本♡4才くらいの小さな女の子スージーとロバのベンジャミン、寄り添う2人のなかよしっぷりに終始癒やされます。消えたベンの姿を追って、ちょっと冒険しちゃう展開にはヒヤヒヤ。「イイヨー」の日本語訳、松岡享子さんさすがだなぁと感じました。原文はどのようになっているのでしょうか？ギリシャの海と家々の様子、爽やかな地中海の風を感じるようでした(行ったことないけど)。

2021/06/17

[tokotoko]

全ページモノクロ写真の絵本です。女の子の名前はスージー。ろばのベンジャミンとの出会いからの日々が大事に綴ってあります。読んでるとだんだん、アルバムを見せてもらいながら、お話も聞かせてもらってる気分に。そして、いつのまにか自分も、思い出の中に入ってきたよー！可愛かったよー！楽しかったよー！みたいな"実感"が残りました。ろばは、とても情が深いって聞いてます。人間とか動物とかを越えた、純粋な気持ちだけで繋がる2人。その姿の中に、「幸せ」が見えた気がしました。

2016/05/15

[藤月はな（灯れ松明の火）]

スージーちゃんが海辺で見つけた小さなロバの名はベンジャミンという。日常を切り取った写真で描かれる物語。ロバのベンジャミンとスージーちゃんが可愛い！！ふかふか！ぷくぷく！実はまだ、翻訳されていない「わたしのぶた ベンジャミン」も原書で読んでいます(^_^;)

2014/11/20

[たーちゃん]

ベンジャミン、一体どこから来たの？息子は「可愛いロバだったねぇ」と言っていました。

2022/08/15

[ツキノ]

1994年7月発行。原書は1968年。別冊太陽「写真集を編む。」の紹介文は「スウェーデン出身のカメラマンのオスペックが撮影し、ドイツ生まれで教育に携わるライターのリマーが執筆。海辺の村に住む少女スザンヌ（スージー）とロバのベンジャミン（ベン）、犬の仲良しである二人の心の通い合いと小さな冒険における折々の場面を、物語絵本の画のように精密に演出して撮影したモノクロの写真で綴る」…そうなのだ、この演出は凄いのだ！(E196-576）

2021/08/05