内容説明
生まれたてのこねこのジンジャーは、おかあさんになめてもらってフワフワのきれいな毛になりました。目も見えず、耳も聞こえず、歩けもしませんが、知らない臭いをかぐと、山猫のようになります。やがて木登りや追いかけっこも覚え、池をジャンプして越えるような元気で美しい雄ねこに成長するジンジャーの物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
29
まだ目が開かない子ネコの写真が表紙の古い絵本です。初版は1988年。撮影技術などが時代を感じさせたとしても、生の営みに変わりはありません。生まれたばかりの毛虫のような子ネコにびっくりしたり、5週間たった写真に「し~ちゃん(保護した子ネコ)は今このぐらいだね」とうなずいたり。1年経たずして立派な大人になった姿が出てきて、「早い!」「大きい!」とびっくり。自分はゆっくり大きくなるから、不思議だよね~。本当に本との出会いはタイミングだなあ、としみじみ感じた一冊でした。2019/06/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
特別支援学級2クラス合同ブックトーク 冬休みにおすすめの絵本 ひよことふくろうも紹介していたので、「こねこは卵から生まれないんだよ」「お母さんのお腹から?」「そうみんなと一緒だよ」とほっこりするお話で終わるかと思ったら「こねこのお母さん、うちのお母さんなの?」と言われました。言葉足らずで申し訳ない。2023/12/15
絵具巻
4
文京区立根津図書館で借りました。2016/07/26
のん@絵本童話専門
1
子猫ジンジャーの誕生から大人になるまでを写し、その成長発達を丁寧に描写した科学絵本。小さくって、可愛らしい。柔らかく温かな文体を読むと、自分も親のようなまなざしで見つめていることに気づく。目の色の変化が興味深い!2024/01/11