出版社内容情報
ぬいぐるみのぴょんの目は赤いボタン。ある日そのひとつが取れて、コロコロ転がり、着いたところはボタンの国でした。五つ子の黄色いボタンたちに誘われ、赤いボタンが針山のスキー場ですべって遊んでいると…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
72
「わたしのワンピース」作者のにしまきかやこさんデビュー作。佐藤英和さんの「絵本に魅せられて」に紹介されていたので拝読。子供が描いたような、頼りない線だが、存在感のある絵。内容は、うさぎのぬいぐるみから落ちた赤いボタンが、ころころ転がって、ボタンの国へたどりつくお話。糸巻きの木馬、針山のスキー場、リボンの川、糸くずのジャングルなど、裁縫道具をモチーフにした世界観が面白い。赤いボタンは王様に呼び出されると、なんと、ボタンを失ったうさぎのぬいぐるみから手紙が着ていた・・・。元の世界への戻り方も夢があって楽しい。2016/08/25
ヒラP@ehon.gohon
37
ぬいぐるみから取れてしまった、うさぎの目の赤いボタン。 ボタンの国でのちょっとした冒険が微笑ましく感じました。 西巻茅子さんのデビュー作ということで、まだ絵の素朴感も楽しく拝見しました。 裁縫箱の中に紛れ込んだような世界、女の子に共感できる部分が多いでしょうか。2021/06/06
たーちゃん
25
うさぎちゃんの目に付いていたボタンが取れちゃった。そのボタンが迷い込んだのはボタンのくに。うさぎちゃんの目に戻れるかな?息子は遊園地の場面で急に歌を歌い出したので途中中断しましたが、その後は楽しく聞いていました。2020/11/13
二条ママ
19
4歳9ヶ月。図書館本。自分が小さい時、ボタンが大好きで、けっこう集めていた。でもその時集めたボタンが渋い色とデザインだけのもので、赤いボタン、黄色いボタンがあれば、きっと大喜びして、宝物にしたに違いないね。今娘もボタンが大好き。手芸のお店に行く度に、可愛いボタンを一つ選んでもらって買ってあげた。そして、本当に可愛いボタンがいっぱいある。可愛いボタンたちの絵本、いいね。ボタンのくに、本当にあるかな。2016/01/05
kazu_tea
14
ボタンのくにの王さまは親切なんですね。うさぎのぴょんの手紙がかわいらしい。2013/04/02