内容説明
著者長年の研究テーマであった世界的名作『ハムレット』の復讐物語を、時代と地域の異なるデンマーク、イギリス、日本の作品の比較研究によって読み解く。著者の卒寿記念刊行。
目次
第1部 十二世紀、デンマークのサクソ・グラマティクスの「アムレート物語」を読む
第2部 十七世紀初頭、イギリスのシェイクスピアの『ハムレット』を読む
第3部 二十世紀後半、日本の大岡昇平の『ハムレット日記』を読む
著者等紹介
岡三郎[オカサブロウ]
1929年7月28日埼玉県本庄市(旧児玉郡藤田村)牧西に生まれる。1954年3月青山学院大学大学院文学研究科(英米文学専攻)修士課程第一回生として修了。1959年3月東京大学大学院人文科学研究科(比較文学・比較文化専攻)修士課程退学、同年4月青山学院大学文学部専任講師、のち助教授、教授。1998年3月同大学定年退職、名誉教授。その間、1988年3月『夏目漱石研究』第一・二巻で同大学より文学博士の学位。1993・4年日本中世英語英文学会副会長。1995・6年会長。所属学会:IAUPE(国際英文学教授協会)、日本「地中海学会」、日本中世英語英文学会、カナダ比較文学会(終身会員)その他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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