帰郷の瞬間―金井直『昆虫詩集』まで

帰郷の瞬間―金井直『昆虫詩集』まで

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772009461
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

本源的な生命への帰郷を透視しながら、同時に日本的な精神風土(世間)への批評を研ぎ澄まし、『無実の歌』から『帰郷』を経て、『昆虫詩集』に至る、詩人金井直の世界を解明する。

目次

1 金井直の詩「無実の歌」とリルケ
2 詩「薔薇色の夜の唄」―その追憶と瞬間
3 詩集『帰郷』序説―犬の像と村上昭夫
4 詩集『帰郷』の旅の詩想―芭蕉・朔太郎・拓次・順三郎・犀星・ヘルダーリンをふまえて
5 詩「帰郷1」での眺望と変容―寂滅と現実批評との形相
6 詩集『帰郷』と「寂しさの歌」―寂滅の批評性
付 房州から鵜原への旅―詩集『帰郷』の舞台を訪ねて
7 『昆虫詩集』の世界―宇宙的眺望の即物詩

著者等紹介

坂本正博[サカモトマサヒロ]
1949年北九州市小倉南区に生れる。北九州市立大学外国語学部中国学科卒業。金井直(金子光晴・村野四郎の系譜)、戦後詩とリルケ、中国東北地区(旧満洲国期)の文学、戦後日本文学における中国を研究中。「村野四郎語彙・イメージ辞典」に、1992年度文部科学省科学研究費補助金を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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