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郊外線と環状線

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  • サイズ B6判/ページ数 132p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772005296
  • NDC分類 931
  • Cコード C0098

内容説明

アイルランドの詩人の最新第12詩集。2006年度T.S.エリオット賞受賞作品。今日の現代詩の輝く一端を示す珠玉の訳詩集。

目次

蕪切り機
衝撃
ポーランド鉄道の枕木
一九四四年アナホリッシュ
天国のミック・ジョイス伯父さんへ
飛行場
何が起こるかわからない
ヘルメット
画面の外へ
リルケ『火事の後』〔ほか〕

著者等紹介

ヒーニー,シェイマス[ヒーニー,シェイマス][Heaney,Seamus]
アイルランドの詩人。District and Circle(『郊外線と環状線』)で2006年度T.S.エリオット賞受賞

村田辰夫[ムラタタツオ]
1928年生まれ。1965年同志社大学大学院(英文学専攻)文学修士。現在、梅花女子大学名誉教授

坂本完春[サカモトヨシハル]
1933年生まれ。1963年同志社大学大学院(英文学専攻)文学修士。現在、同志社大学名誉教授

杉野徹[スギノトオル]
1942年生まれ。1969年同志社大学大学院(英文学専攻)文学修士。現在、同志社女子大学名誉教授

薬師川虹一[ヤクシガワコウイチ]
1929年生まれ。1954年同志社大学大学院(英文学専攻)文学修士。現在、同志社大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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きゅー

11
北アイルランドの詩人シェイマス・ヒーニーによる詩集。幼い頃の思い出、親しい友人のこと、そのほか自分にとって身近なことが平明な言葉で書かれている。その一方で、テロリズムに関する詩が多いのが印象的だ。私にとっては、全体の流れの中で、農場での幼年時代と、テロリズムというものが互いに反発して溶け込まないのだが、北アイルランドで生きる彼にとっては、もしかしたらいずれも自分にとって近しい出来事なのかもしれない。タイトルにもなっている「郊外線と環状線」という詩は、ロンドンで起きた同時多発テロのことを主題としている。2021/03/11

→0!P!

1
詩の行末切れのような船尾の肋板は / 弱い光の中で揺めき沈みしきりに動いている / それなのに僕には全く離れていく風には見えない2023/05/20

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