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博物学のロマンス

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  • サイズ B6判/ページ数 436p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772005074
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0022

内容説明

科学的であると同時に芸術的でもあった博物学は社会のあらゆる層に浸透しヴィクトリア朝の嗜好そのものを形づくった。

目次

第1章 博物学のたしかな力
第2章 文化現象
第3章 言語と言説
第4章 科学的背景とふたつの文化
第5章 博物館と顕微鏡―極微の世界とパノラマ世界
第6章 バロウズとラスキン―「事実は多くて新しいほどよい」
第7章 博物学芸術とラファエル前派
第8章 フィリップ・ヘンリー・ゴス―「貪欲な目の響宴」
第9章 チャールズ・キングズリーと磯の驚異
第10章 ヒュー・ミラーと喚情的な地質学

著者等紹介

大橋洋一[オオハシヨウイチ]
東京大学大学院修士課程修了。現在、東京大学教授

照屋由佳[テルヤユカ]
学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学(イギリス文学専攻)。現在、日本大学(芸術学部)非常勤講師

原田祐貨[ハラダタオカ]
学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程満期退学(イギリス文学専攻)。現在、関東学院大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kasim

28
「終わりなき気晴らしと終わりなき学習」であった博物学のヴィクトリア朝における大流行と、それがもたらした細部描写への惑溺が美術やリアリズム文学へ影響をもたらしたことを論じる。老いも若きも紳士も労働者も磯でヒトデやイソギンチャクを採る。淑女は学名を自在に操り「ドロセラ・ロツンディフォリアよ。(…)ずっと見てみたいと思っていたの」と叫ぶ(ギャスケル)。何よりも鋭い目を重視すること、細部を明るみに出す顕微鏡、所有の欲望と関わるキャビネットや博物館の話も興味深い。2025/03/05

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