ポリロゴス叢書<br> レヴィナスを読む

ポリロゴス叢書
レヴィナスを読む

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  • サイズ B6判/ページ数 185p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772004220
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0310

内容説明

レヴィナス哲学の細部にわたる研究であることよりも、本書はひとりの人物の霊的、知的、伝記的な歴程をたどることをめざした。

目次

第1章 散文を讃えて
第2章 倫理のパラドクス
第3章 人とその時代
第4章 政治的なものとその場所
第5章 要求の多いユダヤ教
第6章 究極の人間性
第7章 世俗化された歴史
第8章 レヴィナスを読む
エマニュエル・レヴィナスとの対話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

16
レヴィナス論の良書。なるべくテクストの文脈に沿うように引用し、そのテクストから言える範囲の事以外の事はそう言っていない気がする。レヴィナス思想のハイライトと言った趣がある。またレヴィナス、ひいては文献そのものへの敬意が感じられ、丁寧に読むその姿勢は大変見習いたい。とてもよい論文だと思う。180ページ程度の小ぶりさながらレヴィナスの背景と思想と広がりが無理なく把握できる。買ってもいいかな。とてもおすすめ。データベースとしても良い。入門書としてもよい。ただひとつ文句があるのでつづく。2014/11/18

瀬希瑞 世季子

4
"ユダヤ民族のみの救済、イスラエルの玄義、選民、美しい教えだ。けれども、それがユダヤ人を守るための防護幕として働くのであってはならない。孤立する集団の傲慢な屈折を正当化するためのものであってはならない。そうではなく、それらの教えは、世界と同じだけ古い民が、世界とのかかわりのうちで悪戦する姿を伝えるものでなくてはならない。"(p.71) "「私」な「選ばれている」ことの根拠は、なによりも「私」が呼びかけをだれよりも早く聴き取ったという事実のうちにあり、それこそが「私」の優先性なのだ。"(p.80)2024/06/19

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