内容説明
ゲルマン神話研究の決定版。
目次
第1章 アース神族とヴァン神族
第2章 魔術、戦争、法律―オーディンとチュール
第3章 世界の物語―バルドル、ヘズ、ロキ
第4章 嵐から歓喜へ―トール、ニョルズ、フレイ、フレイヤ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roughfractus02
9
「ゲルマン人の神話と神々」(1939)は、北欧神話に神々を3機能説に結びつけたことで当時ナチスのアーリア人優越主義に与すると批判された。1959年改訂の本書は、歴史家との論争から3機能を50年代に印欧語族圏のイデオロギー構造を表すモデルに純化した印象である。改めて読むと、フランス人の著者が3機能モデルを実証抜きで確信できたのは、キリスト教に排除されたギリシャ神話が再発見されるルネサンス前に、北欧、アングロサクソン、ゲルマンの神話が身近だった日常が、現代のキリスト教文化にも残存しているからか、と思えてくる。2024/03/14
takao
0
ウプサラには三体の神像がある。2016/09/08