物語としての歴史 - 歴史の分析哲学

物語としての歴史 - 歴史の分析哲学

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  • サイズ A5判/ページ数 390p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784772001724
  • NDC分類 201.1
  • Cコード C0010

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

5
歴史は出来事を事後的に記述する。歴史文は「アリスタルコスは、コペルニクスが1543年に発表した理論を先取りしていた」のように、出来事を未来の知識によって意味付けるゆえに、出来事を原因として扱えない(理想的歴史記述者はいない)。本書は、歴史のこの性質が変化を過去形で記す物語文を内包するとして、物語文の束としての歴史という主張を展開する。一方、著者は歴史とフィクションと違いを、検証や入手可能な史料の有無において区別し、歴史は史料的証拠において反証可能だが、フィクションは反証不能な概念的証拠でできているとする。2020/04/01

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