医療スタッフのためのリハビリメイク

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  • サイズ B5判/ページ数 141p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784771902664
  • NDC分類 595
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 患者の自立を最終目標と考えた“メディカルメイクアップ”。
QOLを考えるうえで欠かせない外見への取り組みとメイクアップセラピーの実際。    

《目次》
第 I 章 現代におけるリハビリテーションメイクアップの意義
 1.総論―メイクアップセラピーの意義― 百束比古
  1.背景―リハビリテーションメイクアップからメイクアップセラピーへの展開/2.ボディー・イメージについて/
  3. カモフラージュセラピーからメイクアップセラピーへの転換/4.形態医学とメイクアップセラピー
 2.形成外科・美容外科とメイクアップセラピー 青木 律
  1.形成外科にとってなぜリハビリテーションメイクアップが必要か/
  2.リハビリテーションメイクアップの適応/さいごに
 3.身体醜形恐怖および精神障害とメイクアップセラピー 町沢静夫
  はじめに/1.身体醜形恐怖の実際/2.身体醜形恐怖の歴史的由来/3.身体醜形恐怖の疫学と原因/
  4.精神医学とメイクアップセラピー/おわりに
 4.顔と心にアプローチするリハビリメイク
  ―カウンセリングの視点から考察したかづきれいこ氏の方法― 奥山智子
  はじめに/1.リハビリメイクが求められる背景と意義/2.リハビリメイクの方法/
  3.カウンセラーによるカウンセリング/4.考察/まとめ
 5.リハビリメイクの基本概念 かづきれいこ
  はじめに/1.定義/2.目的・対象・理念(ケアのあり方)/3.特に効果的と思われる疾患および症状/
  4.基本的な手技/5.考察/まとめ
 コラム:米国における形成外科領域のメイクアップアーティストの役割と問題点
  ―米国ペンシルバニア大学形成外科における経験から― 宇津木龍一
第 II 章 メイクアップセラピストに必要な医学的基礎知識―形成外科を中心に―
 1.形成外科とは何か 青木 律
  ●形成外科用語
 2.用語解説 青木 律
  1.解剖学用語,身体部位の名称/2.精神科用語/3.皮膚科用語
 3.マッサージと血行 田沼久美子
  1.マッサージの歴史と意義/2.循環器系の基礎とマッサージの応用/3.顔面の静脈とリンパの形態/
  4.顔面の神経(知覚と運動)
第 III 章 基礎化粧品の素材と皮膚への作用 長田文子
  化粧品とは/1.洗顔料/2.化粧水/3.美容液/4.乳液/5.クリーム
第 IV 章 リハビリメイクの実際 かづきれいこ
 1.血流マッサージ
 2.ファンデーションの選択
 3.基本のメイクアップ
第 V 章 事例 かづきれいこ,青木 律
 事例1 熱傷瘢痕 陳旧例
 事例2 血管腫(1)顔面の単純性血管腫
 事例3 血管腫(2)前腕の単純性血管腫
 事例4 血管腫(3)頸部の単純性血管腫
 事例5 太田母斑と血管腫(1)顔面混在例
 事例6 太田母斑と血管腫(2)顔面両側例
 事例7 創痕(1)手術瘢痕,顔面多発外傷後手術瘢痕
 事例8 創痕(2)単純性血管腫,レーザー照射後の瘢痕
 事例9 尋常性ざ瘡,ざ瘡後瘢痕
 事例10 肝 斑
 事例11 膠原病(1)混合性結合組織病
 事例12 膠原病(2)深在性エリテマトーデス

目次

第1章 現代におけるリハビリテーションメイクアップの意義(総論―メイクアップセラピーの意義;形成外科・美容外科とメイクアップセラピー ほか)
第2章 メイクアップセラピストに必要な医学的基礎知識―形成外科を中心に(形成外科とは何か;用語解説 ほか)
第3章 基礎化粧品の素材と皮膚への作用(化粧品とは;洗顔料 ほか)
4 リハビリメイクの実際(血流マッサージ;ファンデーションの選択 ほか)
第5章 事例(熱傷瘢痕陳旧例;血管腫(顔面の単純性血管腫;前腕の単純性血管腫;頚部の単純性血管腫) ほか)

著者等紹介

百束比古[ヒャクソクヒコ]
日本医科大学形成外科学教室主任教授。医学博士。オーストラリアシドニーロイヤルプリンスアルフレッド病院客員教授。中国広州市第一軍医大学客員教授。日本美容外科学会理事。1975年日本医科大学卒業。先天異常、熱傷再建、美容後遺症など幅広く整形外科全般の診療に携わっている

青木律[アオキリツ]
日本医科大学形成外科学教室講師。医学博士。日本美容外科学会理事。NPO法人「顔と心と体研究会」理事。1988年日本医科大学卒業。専門は皮膚腫瘍、乳房再建、レーザー、美容外科、形成外科社会学。形成外科・美容外科を受診する患者さんQOL(生活の質)の向上に主眼をおいた治療を目指している

かづきれいこ[カズキレイコ]
スタジオKAZKI主宰。新潟大学歯学部非常勤講師。佐賀女子短期大学客員教授。神戸常盤短期大学非常勤講師。フェイシャルセラピスト。幼少から心臓病のために冬になると顔が真っ赤になる悩みをもっていたが、30歳のときに手術を受け完治した。これを機にメイクを学ぶ。カルチャーセンター等でいわゆる一般のメイクアップの指導を行う一方、多くの人が抱える「顔」の問題にメンタルな面からもアプローチするメイクアップの研究を始める。1995年よりこの活動を「リハビリメイク」と定義づけしボランティア活動を始める。2000年「顔と心と体研究会」を発足させる(2002年NPO認可)。現在、医療機関(形成外科・皮膚科・歯科・精神科)と連携し、創傷や熱傷瘢痕、頭頸部癌、醜形恐怖などを有するさまざまな患者さんに接してメイクを行っている。また、このテーマでの講演も多数行っている
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