内容説明
近年顔面骨骨折の治療は格段と進歩し、多くの施設でごく日常的な手術として定着してきた。進歩の大きな原動力はCTを始めとする画像診断の進歩、マイクロプレート、ミニプレートの開発と普及、手術器具の進歩、主として先天異常に対するcraniofacial surgeryの手技の確立と顔面骨骨折に対するその応用、などが挙げられる。本版ではこれらの知見をあますところなく網羅した。
目次
総論
1 眼窩の骨折の概説
2 眼窩内骨折
3 頬骨骨折
4 頬骨弓単独骨折
5 鼻骨骨折
6 鼻骨‐篩骨合併骨折
7 下顎骨骨折
8 Le Fort型上顎骨折
9 前頭骨‐前頭蓋底骨折
10 広汎な外傷