キャクストン英国印刷の誕生―写本と印刷本の裏事情

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キャクストン英国印刷の誕生―写本と印刷本の裏事情

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  • サイズ A5判/ページ数 248p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784771040151
  • NDC分類 749.233
  • Cコード C3022

出版社内容情報

印刷黎明期の裏事情に迫る

イギリスに印刷が導入されはじめた時期に活躍した印刷業者、ウィリアム・キャクストン(William Caxton)。時代はバラ戦争真っただ中、裏切り・奸計、駆け引きが渦巻く世界で、彼は印刷工房を構え、王侯貴族らの要人を主な顧客として100冊を越える書物を出版した。本書は、初期印刷の態様を描き出すとともに、印刷事業と当時の政治との関係を考える。


【目次】


序 本書について
 1 本書の課題
 2 主要問題意識
 3 研究方法
 4 本書で扱う主要な3種類の史料・著作物
 5 各章の概要
 6 元となる論考
 キャクストン・歴史年表
 本書で取り上げる主な人物

   第Ⅰ部 政治の中のキャクストン

1 キャクストンとブルージュ
 1―1 フランドルの毛織物貿易商
 1―2 静かな異変
 1―3 政治の混乱の中で
 1―4 新たな突破口を求めて

2 キャクストンが「アーサー王と皇帝ルシウスの物語」を書き換えたのか
 2―1 ヘンリー・テューダーとカドワラドルへのお告げ
  2―1―1 「書き換えたのはマロリーかキャクストンか」の問いは妥当か
  2―1―2 『アーサー王の死』の印刷用原稿の分割態様
  2―1―3 アーサーへの予言,カドワラドルへの予言
  2―1―4 キャクストン版『イングランド年代記』における「カドワラドル」の意味
  2―1―5 ヘンリー・テューダーの旗印とキャクストン版『アーサー王の死』
  2―1―6 ヘンリーⅦ世とアーサー王
  2―1―7 キャクストンの立場
 2―2 補論:「アーサー王と皇帝ルシウスの物語」の書き換え者
  2―2―1 書き換えをしたのはキャクストンではない
  2―2―2 奥付の出版日について
  2―2―3 マーガレット・ボウフォト

   第Ⅱ部 『イングランド年代記』の印刷用原稿を探す

3 散文「ブルート」写本とキャクストン版『イングランド年代記』との関係
 はじめに
 3―1 Add10099写本の謎解明を求めて
  3―1―1 散文「ブルート」写本研究とは
  3―1―2 大英図書館所蔵BL Add10099写本をめぐる問題
  3―1―3 カースティング・オフ・マーク?
  3―1―4 透かし模様の調査による傍証
 3―2 ハンティントン図書館所蔵HM136写本
  3―2―1 HM136写本とは
  3―2―2 HM136のユニークなテクストの組み合わせ
  3―2―3 「エドワードⅢ世追悼」のテクスト派生
 3―3 新しくて有望な可能性
  3―3―1 ウェイクリン博士からの知らせ
  3―3―2 Add10099とHM136の比較――「エドワードⅢ世追悼」――
  3―3―3 HM136における「続篇」は印刷本のコピーか?
  3―3―4 HM136の所有者ジョン・レチェとは
 3―4 HM136とキャクストン版『イングランド年代記』(1480)の照合
  3―4―1 比較と照合の作業
  3―4―2 埋め草が教えてくれたこと
  3―4―3 照合をおえて

4 マセソン博士,リーズの学会発表遺稿

目次

序 本書について
第1部 政治の中のキャクストン(キャクストンとブルージュ;キャクストンが「アーサー王と皇帝ルシウスの物語」を書き換えたのか)
第2部 『イングランド年代記』の印刷用原稿を探す(散文「ブルート」写本とキャクストン版『イングランド年代記』との関係;マセソン博士、リーズの学会発表遺稿;『アーサー王の死』と散文「ブルート」写本とのつながり)
第3部 写本・印刷本造りの考察(ベリンとブレンのローマ遠征;2冊におけるカースティング・オフ・マークの比較―『新修辞学』(Nova rhetorica)の印刷用原稿(バチカン図書館Vat.lat.11441)と『イングランド年代記』の印刷用原稿(HM 136)
Add 10099の第115葉表に関する書誌学的ノート
キャクストン印刷工房での英語と植字工程の問題)

著者等紹介

高木眞佐子[タカギマサコ]
2002年慶應義塾大学大学院博士課程単位取得退学。2002年から杏林大学外国語学部専任講師。2013年から同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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