出版社内容情報
いのちの声が聞こえていますか?
がん教育, グリーフケア, 自殺予防、そして生きがいの探求――
宗教・教育・医療・看護など多様な分野の実践者や研究者が、
現代社会においてますます重要性を増している生と死の問いに迫る。
子どもも大人も、誰もがいのちとつながりながら生きている。
死生学の最前線から見つめる、いのち教育の世界
【目次】
序 章 いのちから学ぶということ
1 いのちは教えることができない
2 いのち教育はいつから始まったのか
3 いのち教育の広がり
4 「いのち」という言葉
5 いのちにふれる
第Ⅰ部 いのち教育をとらえる視点
第1章 いのち教育をめぐる解決なき問題解決
はじめに
1 文脈的行動科学(CBS)
2 CBS教育
3 問題解決モードから見えるいのち教育
4 夕陽モードから見えるいのち教育
5 CBSにおける問題解決と夕陽モードの特殊な方向性・二重性
おわりに
第2章 パトスの経験といのち教育
はじめに
1 経験とは何か
2 経験の「胎盤」を育む
おわりに
第3章 ホリスティック教育の視座から見るいのち教育
はじめに
1 いのち教育の出発点としての「経験」
2 関係性のなかの「いのち」
3 関係性のなかのいのち教育
4 ホリスティックな視点からのいのち教育
おわりに
第4章 道徳教育と宗教教育のあいだ
はじめに
1 道徳心と宗教的情操
2 なぜ人を殺してはいけないのか?
3 スピリチュアルだが、宗教ではない
4 弱さや醜さを抱えながら、それでも生きていく
おわりに
第Ⅱ部 さまざまな実践と通して
第5章 看護の現場で問われてくるいのち
はじめに
1 フローレンス・ナイチンゲールの“いのち”のとらえ方
2 仏教看護における“いのち”のとらえ方
3 看護学生の“いのち”のとらえ方
4 看護の現場で問われてくる“いのち”と「いのち教育」
第6章 子どもの声を掬ぶ がん教育
はじめに
1 問 い
2 主 語
3 正しさ
4 あなた
5 物 語
6 応 え
おわりに
第7章 小さな声にきく、子どものグリーフ
1 子どもの「グリーフ」とは
2 子どもが失うもの
3 小さな子どもの大きな悲しみ
4 後任されない悲嘆者としての子ども
5 大切な「わたし」が大切にされること
第8章 自殺予防教育をめぐる対話
はじめに
1 学校での自殺予防教育の価値と目的は何か
2 「いのちの大切さ」は教えられるのか
3 自殺予防教育とは授業実践のことだけを指すのか
4 発達段階に応じた自殺予防教育とは
5 地域で取り組める自殺予防教育はあるのか
6 どこまでが自殺予防の範囲なのか
7 対話の大切さとは
おわりに
第9章 大学での絵本を用いた「いのち教育」
はじめに
1 絵本の力
2 絵本を
内容説明
がん教育、グリーフケア、自殺予防、そして生きがいの探求―宗教・教育・医療・看護など多様な分野の実践者や研究者が、現代社会においてますます重要性を増している生と死の問いに迫る。子どもも大人も、誰もがいのちとつながりながら生きている。死生学の最前線から見つめる、いのち教育の世界。
目次
いのちから学ぶということ
第1部 いのち教育をとらえる視点(いのち教育をめぐる解決なき問題解決;パトスの経験といのち教育;ホリスティック教育の視座から見るいのち教育;道徳教育と宗教教育のあいだ)
第2部 さまざまな実践を通して(看護の現場で問われてくるいのち;子どもの声を掬ぶがん教育;小さな声にきく、子どものグリーフ;自殺予防教育をめぐる対話;大学での絵本を用いた「いのち教育」;生きがいの教育;死と喪失の疑似体験ワーク)
「いのち教育」のあゆみをふりかえる
著者等紹介
坂井祐円[サカイユウエン]
1972年生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。現在、真宗大谷派浄厳寺住職、南山宗教文化研究所客員研究員、新潟県立看護大学、同朋大学、上智大学グリーフケア研究所非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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