出版社内容情報
デジタル技術と人文学研究の融合を目指して
国際日本文化研究センター(日文研)と韓国の高麗大学校が2回にわたり開催したシンポジウムの成果。民俗学・歴史学・文学・社会学など多様な人文学の研究者が情報学研究者とともにデジタルヒューマニティーズの活用事例と課題を語りあう。
目次
第1部 デジタル技術は人文学を救う(のか)(文学研究から見たデジタルヒューマニティーズの行方;デジタル人文学のアポリア―人文知と情報知のはざまで)
第2部 データベースをつくる(江戸期の地域資料をつなぐ周辺情報の収集と共有;妖怪データベースが拓く新たな研究の可能性;想像×創造する帝国―吉田初三郎式鳥瞰図から検証する)
第3部 デジタルヒューマニティーズで人文知を拓く(研究論文データベースから見る韓国における日本文学の研究動向と主題分析;データで読み解く野談;明治期日本における軍医と学歴―『陸軍現役将校同相当官実役停年名簿』の数量分析を中心に;韓国の新聞データにおける性偏向性;デジタルヒューマニティーズの方法論から見る中国ウェブ小説プラットフォームのジャンル地形分析;スペイン首相の演説文の定量的文体分析)
第4部 情報知でデジタルヒューマニティーズを支える(AIによる韓国語発話の社会的要因の検出;デジタルヒューマニティーズのための時間情報基盤)
著者等紹介
鄭炳浩[チョンビョンホ]
高麗大学校日語日文学科教授
松田利彦[マツダトシヒコ]
国際日本文化研究センター教授・副所長/総合研究大学院大学教授
馬場幸栄[ババユキエ]
人間文化研究創発センター特任准教授/国際日本文化研究センター特任准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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